会長就任のごあいさつ

 この度の令和6年能登半島地震の被災者に対し、衷心よりお見舞い申し上げますとともに、皆様のご無事と一日も早い復興をお祈りいたします。1月2日に羽田空港で起きた航空事故につきましても大変心を痛めております。亡くなられた方々へお悔やみ申し上げます。二度とこのような事故が起こらないことを願います。

 令和5年10月1日にインボイス制度(適格請求書等保存方式)が始まり、会員からは様々な問題点が指摘されています。名古屋税理士政治連盟(以下、「名税政」という。)は、会員からの声を推薦国会議員等へ伝えました。今後も継続して会員の皆様から問題点をどしどしお聞かせいただきたいと思っています。

 残念なことに、政治に関する報道が多数ありました。名税政の選挙区の議員が、我々税理士を所掌する財務副大臣という立場にあり、しかも税理士登録をしていたにもかかわらず、税の滞納を続けていたことは許しがたいことです。猛省をしていただきたいです。また、名税政が後援をしている議員が政治資金規正法に抵触していたという報道がされ、私は残念に思うとともに会員からの不信感を募らせていることに心を痛めています。これからも名税政は正しい活動を心掛け、この政治不信を取り除く努力を続けていかなければならないと強く思っています。

 名税政の活動は、会員の理解なくしては成立しません。名税政の目的は「名古屋税理士会の方針に添い、税理士の社会的、経済的地位の向上を図るとともに、納税者のための民主的税理士制度及び租税制度並びに税務行政を確立するため、必要な政治活動を行うこと」です。

 会員の中には、名税政の活動にご理解をいただけない方がいらっしゃることも事実です。しかしながら、私は一人でも多くの会員に名税政の存在意義、活動をご理解いただけるよう精一杯努力いたします。

 会費の納入率向上のための施策も引き続き検討してまいります。

 会員の皆様におかれましては、名税政の活動にご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

会長 平 昌彦