会長就任のごあいさつ

 去る令和5年9月20日の臨時大会において名古屋税理士政治連盟(以下「名税政」という。)会長に選任されました。令和元年から令和3年まで会長を務めており再登板となります。これまでの名税政の歴史と諸先輩の功績に恥じないように努めてまいります。

 さて、名税政は、名古屋税理士会が定めた方針に添い、税理士制度の発展、納税者の納得できる税制の実現を目指し、政治活動をしていくことが使命であると考えています。名税政規約にはその目的として「税理士の社会的、経済的地位の向上を図るとともに、納税者のための民主的税理士制度及び租税制度並びに税務行政を確立するため、必要な政治活動を行う」とあり、その目的のために全力を傾けていこうと思っています。

 ご存じのとおり、政治連盟は、会員が納付している会費によって活動しています。去る令和5年9月28日に開催されました日本税理士政治連盟「第57回定期大会」の際に質問がありましたが、会費の収納率(組織率)が全国的に懸念されている問題であることが明らかになった気がします。名税政でも会費の収納率が今後、減少するおそれがあり、何らかの施策を講じる必要性を感じています。

 名税政のホームページをリニューアルし、後援会、支部でも会員に対する連絡ツールとして利用できるような仕組みを構築できるよう検討してまいります。広報委員会だけでは難しいということであれば、特別委員会の設置も視野に入れなくてはならないと思っています。

 私は、実現できない理由を並べるのではなく、実現するためには、何をするべきなのかを考えて行動することが重要なことだと思っています。過去に捉われることなく、必要だと思うことであれば、柔軟に対応し、名税政の政治活動に対しての問題点を解決して会員の理解を求めていかなければいけないと考えています。

 また、インボイス実施後の問題点や行政手続きにおける収受印の省略など建議書や意見書作成時にはなかったことにも対応しなければいけないと思っています。
 会員各位におかれましては、名税政の活動にご理解をいただきますとともにご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

会長 平 昌彦